こだわりという言葉を使わずに、自分のこだわりを表現してみたら

企業やネットショップのライティングの仕事では、1通のメールマガジンで20も30もキャッチコピーをつける必要がありました。

扱っている商品が、食品であったり、手作りのものであったりすると、ついつい使ってしまいがちなのが「こだわりの○○」といったキャッチコピー。

何にでも合わせやすいコピーであるからこそ、気づけば複数の商品に「こだわりのデザインです」「色合いにこだわりました」「店長こだわりの・・・」など、同じようなコピーをつけてしまうことが増えます。

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こだわりという言葉は、発信側からすると便利な表現のひとつ。しかし、伝わりにくい表現のひとつだと、私は思っています。

こだわり・・・何かひとつのことに強く思い入れたり、執着したりすること

であれば、「何に」こだわり、「どう」こだわり、そのこだわりを「どうやって形にしたか」を表現したほうがいい。“こだわり”というひとことでは集約することのできないストーリーがきっとそこにはあるはず。

 

こだわりという言葉を使わずに、自分のこだわりを表現してみる。

文字数制限のあるキャッチコピーだとしても、そのストーリーを想像したうえで、“こだわり”以外の言葉を探すようにするのです。

 

ライター時代のキャッチコピーの付け方を例に挙げましたが、実は、これは普段の発信にも通じることなのではないかと思っています。

「すごーい!」「やばーい!」

短い言葉でニュアンスが伝わってしまう場面も増えてきたからこそ、その言葉を発するに至った背景を見落としがちになる。それは、自分の言葉で表現できないということにつながっています。

「聞いて聞いて、あの人、すごいの!」「今日、やばかったんだってば!」

私も、勢いで伝えたいときはあるし、伝える相手によって使う言葉、使う表現は変化しますが、「ニュアンスだけで受け取ってね」「雰囲気で理解してね」っていうのは、ときに相手への思いやりに欠ける行為であることも多いなあと、わが身を振り返って思うのです。 

自分のこだわりを誰かと共有したいとき。ぜひ、こだわりという言葉を使わずに、そのこだわりを伝える表現を探してみてくださいね。